ローマ帝国時代に、大衆浴場が流行っていたことは「テルマエロマエ」の漫画などで知っている方も多いと思いますが、脱毛も流行っていたことを知っていますか?
しかも、この時代の脱毛が流行っていたのは、男性!
メンズ脱毛が現代と同じように流行っていたんです。
さらには、富裕層には脱毛専用の奴隷がいたと言われています。
脱毛専用の奴隷ってどういうことなのか気になりますよね。
ローマの脱毛事情について紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ローマ時代の脱毛とは、毛抜きが主流
ローマ時代の脱毛方法は、毛抜きと言われており、遺跡を発掘していると50点以上の脱毛用のピンセットが大量に発見されました。
毛抜きと聞くとただ単に毛を引っこ抜くだけとイメージされがちですが、ローマ時代には軟膏をするなど丁寧に毛抜きをされていました。
軟膏だけではなく、初代皇帝アウグストゥスは焼いたくるみを滑らせて、すね毛を柔らかくしてから脱毛したとも言われています。
貴族だけではなく、兵士であっても脱毛は男のステータスと言われており、それと同時にヒゲが生えていると戦闘中にヒゲを掴まれてしまって不利になるから避ける為とも言われているくらいです。
脱毛専用の奴隷は、毛を抜く仕事をする人
ローマ帝国時代には、比較的寛容ではありますが階級制度でした。
その中で、富裕層には毛を抜く仕事を行う奴隷という人がいたんです。
脱毛専用の奴隷は、主人の毛を抜いて脱毛を行いますが自分自身の脱毛は行っていませんでした。
なので、除毛されていない=奴隷というように、外見的判断の基準だったようです。
ただ、奴隷がいる富裕層のみが脱毛をしているというわけではありません。
上流階級のステータスと言われていた全身脱毛は、一般市民にも流行っていきます。
一般市民も全身脱毛をしていた
ローマ帝国では、大衆浴場も全身脱毛も上流階級のたしなみとされていましたが、一般浴場が一般市民にも受け入れられてきたと同時に全身脱毛も流行していきました。
どれほど流行っていたのかというと、公衆浴場に通っていたとされている哲学者のセネカが「体毛を抜くときの呻き声がうるさい」と手紙に残しているほど脱毛は日常的だったと言われています。
いくら丁寧に毛抜きをしていると言えど、公衆浴場で全身毛抜きで脱毛していると想像するだけでも痛いですよね。
まとめ
ローマ帝国では、メンズ脱毛が当たり前のように行われており、富裕層には脱毛専用の奴隷までいたほど身だしなみとして脱毛は大切だったようです。
富裕層だけでなく、一般市民も全身脱毛を行っていました。
現代でもメンズ脱毛が一般化されてきたといっても、まだまだローマ帝国には及ばないかもしれません。
ただ現代では、毛抜きで痛い思いをしながら脱毛する必要はなく自分に合った脱毛方法を探せるので、むしろ毛抜きで脱毛は肌を痛めつけるので真似しないでくださいね。
ローマ帝国のメンズの身だしなみに負けず、現代でも身だしなみを整えて清潔感のあるメンズを目指していきましょう。
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