最近メンズネイルをしている人が増えてきましたが、メンズネイルっていつから始まったか知っていますか?
「ここ1〜2年くらいからメンズネイルって始まった」と思っている人も多いと思いますが、実は「メンズネイル」という言葉自体が出始めたのは24年前の2000年頃からなんです。
メンズネイルにこだわらずに「ネイル」に注目すると、エジプト時代から存在していて日本では江戸時代からネイルは親しまれていたんですよ。
今回は、意外と知らないメンズネイルの歴史について紹介していきます。
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ネイルはどこでいつ始まった?
そもそもネイルというのは、古代エジプト時代から存在しているんです。
ただ、今みたいに誰もがネイルをできるわけではなく、王や王妃のみに許されていなかったり、色によって地位や品格を示すためのものでした。
当時は「ヘンナ」と呼ばれる植物の液を使って赤く染められており、「ヘンナ」に含まれる抗菌作用から男女ともに爪の清潔を保つために使っていたという記録もあります。
14世紀ごろ、中世ルネサンス時代になると、演劇や建築といった芸術の文化が発達したことで、舞台芸術で使われる化粧の文化が高まり、装飾としてのネイル文化が盛んになりました。
一方日本でも、飛鳥・奈良時代からおしゃれとして爪を染めていたと言われています。
平安時代になると、階級の低い農民なども一般的に行われるようになり、ホウセンカとホオズキの葉を組み合わせて染めていました。
江戸時代では、紅花とミョウバンを混ぜて専用の針で染めるようになり、一度染めると水でも落ちないので長く楽しまれていたようです。
19世紀ごろから欧米で、一般女性の身だしなみとしてマニキュアが流行し始めます。
1930年ごろに本格的なネイルカラーも販売され出し、1970年代に日本でも輸入され始め、自宅でマニキュアをするようになりました。
メンズネイルはいつから?
「メンズネイル」という言葉自体は、2000年頃から出始めていますが、男性がネイルをしているというのは1990年代からありました。
1990年代のV系バンドなどの一部のアーティストがネイルアートをしており、当時はメンズネイルがとても珍しかったので前衛的な存在でした。
当時のデザインはダークカラーを一色で仕上げたり、トライバル柄やストリート系のものが多かったです。
現在でも、ワンカラーも人気ですが、会社によってはネイル禁止というところも多いので、ネイル禁止でもOKなことが多いネイルケアやクリアネイルも人気です。
最近では、メンズネイルが珍しいという認識ではなく、指先まで気を配っている清潔感のあるデキるメンズという認識に変化してきています。
まとめ
ネイルは、古代エジプト時代からあり、おしゃれというよりも階級を表すもので男女ともに施されていたようです。
日本でも、飛鳥・奈良時代からおしゃれの一部としてネイルが流行しており、1970年ごろに欧米からマニキュアが輸入され、ネイルがもっと身近になりました。
メンズネイルは、1990年代にV系バンドのアーティストがネイルをし始めたのをきっかけに流行り始めたようです。
最初は、「メンズネイル=珍しい」という印象でしたが、「メンズネイル=清潔感あるデキるメンズ」という印象に変化してきています。
どの時代でも、ネイルで自分らしさを追求したり、身だしなみのために行なったりしていたのがわかります。
みなさんも、自分らしい・清潔感のあるメンズネイルを楽しみましょう!
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