中国ではネイルは社会的地位や品格を表すものだった

近年中国でのネイル産業は活発で、2027年までに約5.7兆円相当の規模になるかもしれないと言われているほどです。

中国でのネイルの歴史を辿ると、社会的地位や品格を表すためものだったと言われています。

そこで、中国でのネイルについて紹介していきます。

目次

昔から爪染めがあったが身分は関係なかった

中国では、古くから「爪染め」が行われていました。

この時はまだ、遊牧民の婦女たちも「爪紅(つまべに)」や「紅粧(こうしょう)」を行っており、身分等を表すものではなかったと考えられます。

紀元前600年頃から身分を表すものに変化した

宮廷において、衣装や刺繍の絵柄はもちろんのこと、爪の長さ等も身分階級を表すものへと変化していきました。

紀元前600年頃になると、皇族は金や銀などを爪に塗っていました。

この時の染料は、蜜蝋と卵白・ゼラチン・アラビアゴムなどを使って作られたと言われています。

18世紀には付け爪もあった

西太后が小指と薬指に翡翠(緑)の護指(長い爪)をつけている絵画があります。

護指とは付け爪のことで、18世紀には付け爪が既にあることがわかっています。

長い爪は、手仕事をしない高貴な身分の証として考えられており、裕福な位にある人(男女問わず)が小指と薬指を長くするという風習があったそうです。

現在の中国ネイル

現在の中国では、ネイル市場が拡大し、一大成長分野とも言われています。

昔と違いどんな人でも楽しめるようになり、クオリティは保証できませんが日本の相場の半額もしくは半額以下でネイルができるほどです。

まとめ

紀元前600年頃の中国では、ネイルは社会的地位や品格を表すものとして行われていました。

18世紀には付け爪もあり、手仕事を行わない高貴な身分の証として付けられており、小指と薬指につけるという風習もあったそうです。

日本だけでなく中国のネイル史もちょっとした雑学として、披露してみてくださいね。

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