「健康のバローメーター」爪に現れる様々なサイン

皆さん!一度、自分の爪を見てください!

健康的な爪は表面が滑らかで、薄いピンク色をしていますが、皆さんの爪の形や色はどうですか?

爪に線が入っていたり、色が良くない、そんな方は絶対に記事を見て行ってください。

そうでない方も、爪に現れる病気のサインを知っておくことで、健康管理ができるかもしれません。

サインが現れたから絶対に病気!というわけではありませんが、「健康のバローメーター」と呼ばれるくらい爪は、栄養不足など体調不良のサインが出やすい場所なのです。

今回の記事では、どのような爪が病気のサインなのかを紹介していきますので、ぜひ自分の爪を確認しながら読んでくださいね。

目次

横に線(溝)ができる

何らかの影響で一時的に必要な栄養が届かずに、爪の成長が抑えられたことにより、横に線(溝)が出来てしまいます。

このような爪を「爪甲横溝(そうこうおうこう)」と呼び、糖尿病や亜鉛欠乏症の場合に現れるサインです。

全部の指に線(溝)がある場合や、線(溝)が太い場合は、病気の可能性が考えられます。

しかし、1~2本の指だけに現れている場合は、高熱が出たり、ぶつけたり外部からの衝撃でも横に線が入ることがあるので病気の可能性は低いでしょう。

爪の他に、食欲がない、胸が痛む、喉に違和感があるなどの症状がある方は要注意です。

変色している

「緑色」に変色している

緑膿菌(りょくのうきん)と言われる細菌の一種に感染している可能性があります。

この細菌は、湿度の高いところを好むため、スカルプネイルやジェルネイル、つけ爪など、爪とネイルの間の湿度が高くなることで感染しやすいと言われています。

「黄色(っぽく)」に変色している

肝臓や胆管の病気や黄疸などにより、黄色に変色することがあります。

爪が黄色くなり、爪がなかなか伸びない場合は、黄色爪症候群(おうしょくそうしょうこうぐん)の可能性が考えられます。

黄色爪症候群の場合、爪の変色の他にも、脚や顔がむくんだり、胸水もたまったりすることもあります。

「白色・白濁」に変色している

爪全体が白色に変色している場合は、肝硬変や白血病などの病気の可能性があります。

特に、肝硬変では、爪が白くなる他に、手のひらが部分的に赤くなる特徴があるので、こちらも注意して確認してみてください。

濁っている場合は、白癬菌(はくせんきん)と言われるカビの一種に感染し、爪水虫(爪白癬)になっている可能性があります。

濁る他にも、爪が分厚くなることがあり、足の爪に多くみられます。

中央がへこんで、スプーンのような形をしている

このような状態を、匙状爪(さじじょうつめ)と呼び、鉄欠乏性貧血や外的圧力などによっておき、特に女性がなることが多いです。

赤ちゃんや子供にも現れますが、この場合は外的圧力の可能性が高く、成長とともに治っていきます。

大人であっても、力作業などの外的圧力があると、なることもありますが、白っぽくなっていたり、表面がボコボコしていたりすると、鉄欠乏性貧血の可能性が高いです。

サインが現れた時の対処・対策

病院に行く

何が原因でサインが表れているか、まず病院に行って確認しましょう。

診察後、症状によって適切な病院を紹介されることがありますが、まずは皮膚科もしくは内科をおすすめします。

保湿をしっかりする

爪の乾燥で表面がガサガサしてしまうことがあるので、保湿はとても大切です。

こまめにハンドクリームを塗り、寝る前などはネイルオイルや爪専用のクリームなどを塗ることをおすすめします。

爪の切り方を意識する

爪を切るときに、強いダメージを与えてしまうことがあります。

爪切りで切る時に、一度に切るのではなく、左右のバランスを確認しながら少しずつ形を整えましょう。

爪切りだけではなく、最後はヤスリをすると、角が取れるので引っかけてしまうことが少なくなります。

切るタイミングは、入浴後など、爪が柔らかい時に切るとダメージを抑えることができるのでおすすめです。

健康的な爪を育てる

今ある爪を育てることはできませんが、これから生えてくる爪を健康的に丈夫にすることは可能です。

ビタミンA、B、Dや爪のもとになるタンパク質を意識したバランスの取れた食事や、質の良い睡眠など、規則正しい生活を送ることを意識しましょう。

まとめ

爪の感染病だけではなく、肝臓の病気や肝硬変などの病気のサインも爪に現れることがあると知っていただけたと思います。

紹介した爪の変化が1~2本の指だけに現れている場合は、病気のサインではなく、一時的なものも多いので、安心してくださいね。

普段は爪を意識的に見たことがない!という方も、爪を確認するだけで健康チェックができるので、日常的にチェックしてみてください。

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